慶應義塾大学文学部

2025年度解答速報

2月15日 慶應義塾大学 文学部 英語

解答例

※ 以下は急ぎ作成したものです。動画での解説の際に文言を多少変更する可能性があります。

A

1.そうした理論の多くが、一つの筋の通った答えというよりは寧ろ、色々な考えを混ぜ合わせて作るカクテルのような様相を呈している(から)
2.(A)
3.(エ)
4.この考えに基けば、戦争が遺伝子に組み込まれているのではなく、自らの遺伝子の保存のために意識的に選択されているということ。(60字)
5.(a)  ※ 動画にて詳しく解説します。
6.戦争の無い世界が、現在あるいは未来における国際秩序から生まれようとしているなどという考えは根拠に乏しい。
7.
【要約型】
筆者は戦争の原因について、単純明快な答えのあるものではなく、様々な要素が複雑に結び付いて勃発するものであるため、その究明も今後の予測も困難だと考えており、長い歴史の中で繰り返されてきた以上、高い確率で未来にも起こるだろうと思っているから。(119字)

【網羅型】
戦争の原因は複雑で単一の要素への還元は無益であると筆者は考え、平和が正常な状態だという理想論や、戦争が過去の遺物だという楽観論を批判し、現代においても国家間の対立や紛争が後を絶たず、将来においても形態を変えて継続すると考えているから。(118字)

 

B

 In my view, the greatest threat to peace in the modern world is the rise of nationalism and extremism. These ideologies promote division, hatred and violence, often exploiting fear and ignorance to gain support. They undermine cooperation and understanding among nations and communities, making it more difficult to resolve conflicts peacefully. To create a more peaceful world, people must actively combat these forces. This can be achieved through education that promotes dialogue, cooperation, and tolerance among people from different backgrounds. By prioritizing these actions, we can create a world where peace is not just an ideal, but a reality.

解説動画(全問解説)

講評

全体的なボリュームは前年度とほぼ同様。設問内容もほぼ前年踏襲であるが、比較的長めの和訳問題が姿を消した。24年度より出題された自由英作文は本年度も出題されている。
課題文や問題難易度は、直近2年(23年度:言語習得、24年度:オートマン”ターク”)と比べると、比較的理解しやすい内容であった。
問題5は、早とちりして(b)historyを選んでしまった受験生もいるかもしれないが、他の問題はおよそ「やや易~標準」といったレベルも設問であった。