偉大なるオジサンも言っている。「諦めたら、そこで試合終了ですよ…?」
みなさん、こんにちは!
早稲田大学 人間科学部 健康福祉科学科 高橋です。
今回は、入試まで残り数週間というこの時期にお伝えしたいことを、私の経験を交えながらお話したいと思います。
絶対に、最後まで諦めるな。そして、周りを気にするな。
これが私から皆さんにお伝えしたいことです。
試験問題を解いている時に
「もう無理だ。」
と心が折れかかる瞬間があるかもしれません。私はそんなことばかりでした。
「1年間、あれだけ勉強してきても所詮自分はここまでの人間なのか…。」
と最悪な自己嫌悪タイムに突入したことは幾度もあります。
これから入試を迎える皆さんにもそんなことがあるかもしれません。
けれど、絶対に「やれることはやってやろう!」と気持ちを奮い立たせてあげてください。
入試が始まれば「頑張るか・頑張らないか」の二択です。そこで「頑張ること」を選択して後悔することなんてありません。
私が上智大学を受験した時のことです。過去問演習を通して痛感していたことでしたが、やはり問題は激ムズ。けれど「今年が最後の受験だから、後悔しないために自分にできることを最大限やり切ろう!」と自分を鼓舞しながら、英語・国語と試験が終わり、残るは苦手な日本史。苦戦しながらも一通り解き終え、残り時間は見直しを続けました。そして、残り時間「1分」のアナウンスがかかったと同時に、私はマークミスを発見したのです。
(47)に”カ”を、(48)に”キ”をマークすべきところを(47)に”キ”を、(48)に”カ”をマークしてしまっていたというミスでした。「周りのマークを消さないように丁寧にやらねばという想い」と「早く修正しなくてはという焦り」を感じ、心臓がドックンドックン、指がガクブル震えていました。それでも自分に「落ち着け」と言い聞かせてマークを修正し、その試験を無事に終えることができました。
そんな上智大学の入試結果は合格。全ての入試が終わってから自己採点をしたところ、得点は合格ギリギリラインでした。しかし、そこで合格側に転ぶことができたのは、マークミスを修正したことで獲得できたあの「数点」のおかげであったと思っています。
上智大学は合格発表が早く、第一志望の入試前に結果が分かりました。本命の前に、現役生の時では考えられなかった大学に合格できたことは、私の背中を強く押してくれました。マークミスを発見できていなければ、私は第一志望の大学にも合格することはなかったと思っています。
そして、どんなに賢そうに見える人がいたとしても、事実はそうとは限らないことの方が多いと思います。過剰に周りを気にして、勝手に一人でグルグル、もやもやする必要はないんです。周りのことは、気にしない。自分が頑張れば、それで良い。隣の人の頭の良し悪しで自分の合否は変わりません。もし、合否が変わるとすれば「周りの空気感に飲み込まれ、自分を見失ったとき」だけです。
と言っても、自分を見失って、焦って、絶望を感じて、全てを投げ出したくなることがあるかもしれません。そんな時に、きちんと自分に声をかけることができるかが大切です。自分で、自分をちゃんと励ましてあげるんです。成績や過去問の得点率に不安を感じ、自分を信じることができなかったとしても「今日まで頑張って勉強してきたという事実」をちゃんと思い出してください。皆さんにとっては、もう当たり前になっているのかもしれません。しかし、朝から晩まで1年間、努力し続けたことはスゴイんです。スゴイ人なんです。そんなスゴイ自分を信じてください。
私は「早稲田大学 人間科学部 健康福祉科学科」に補欠から繰り上がりで合格しました。その年の補欠合格者は、10人でした。もしかしたら、私は最低点での合格だったのかもしれません。それ以外でも、全ての大学がギリギリでの合格でした。
けれど、ギリギリでも合格側に転ぶことができた理由には「1点でも多く点数を取る。入試会場でできる最大限の努力をする。」と決めていたから、最後まで諦めなかったからだと思っています。あれだけ勉強してきたのだから、後は心の底から合格したいと思って入試に望むだけです。
1点でも多く獲得できるよう必死にもがき、合格することを貪欲に求める。
「諦めたら、そこで試合終了ですよ…?」