暗記に苦しんだ時、暗記の立ち位置を考えよう
こんにちは。早稲田大学人間科学部1年の小出です。
今回は暗記についてのお話をさせていただきたいと思います。
各科目を学習する際には、もちろん単語や文法などの暗記を行う必要があります。ただ、単調な暗記学習は、「同じことの繰り返しで辛い!」と感じる人もいるでしょう。そのため、覚えるのに時間がかかる人も多いと思います。
そもそも暗記とは、覚えた物事を実際に使えるようになることができて初めて暗記と言えます。
模試などで次のような経験をしたことがありますか?
「あれ?この問題確かやったような気がするけど、うーんなんだっけ?これだったかな?」
このような経験がある人は多いと思います。実は私も本番の試験で何問かこういう場面になってしまったことがあります。この状態になる時は、完璧に暗記しているとは言えません。自分では「暗記している」と思っていても、もう一度知識を見直してみた方が良いでしょう。
暗記でつまづいた際、私がやっていたおすすめの暗記法は、以下の2つです。
① 単体ではなく、他の単語と紐付けて覚えていく
例えば、唐の首都を「長安」と覚えるとき、単体で覚えるのではなく、「前漢と首都が一緒」という知識と紐付けて答えを引き出す暗記方法です。
おそらく、本番の試験で得点が取れる人と取れない人の違いは、一つの方法がダメでも他の解決方法で対処できる人であると思います。暗記に関しても関連事項との紐付けが出来る人は単純な暗記の量にプラスして引き出しを多く持てるので、他の受験生より有利になります。
② 普段使用している教材を音読する
私はどうしても暗記できなかった時は、その部分をひたすら音読していました。
人間の脳は、五感を使うことによって知識が定着しやすくなるという研究結果があります。音読をすることで、知識が目だけでなく、耳から入ってくることで、より暗記しやすくなります。
以上が、私のおすすめする暗記法です。もちろん、人によって暗記しやすい方法は変わってきます。私が紹介した暗記法以外も、色々試してみてください。
忘れてほしくないのは、あくまで単語などの暗記は本番の試験で得点できるためのツールに過ぎません。暗記することを目的とするのではなく、受験に合格するための暗記勉強をしていってください。