代表メッセージ

DoIT代表 佐藤 創から、受験生の皆さんへ。

早慶以外、あり得ない。

一方通行の「授業」であれば、いつでもどこでも「映像」の形で高品質のものを受講できるようになったこの時代。
― 塾・予備校は何を提供して社会に貢献していくべきか。
この問いに答えるべく、ただ「授業」を行う形での指導に終始する塾・予備校に限界を感じて創設したのがDoITです。

DoITは「難関私大文系」を志望する方の助けとなることを目標としています。
そこで「難関私大文系」を志望する方から見て先の問い ― 塾・予備校は何を提供して社会に貢献していくべきか ― に答えを出す上でカギとなるものについて考えてみます(少し長くなりますが、お付き合いを頂ければ幸甚です)。

DoITは、そのカギを「シゴト」と「コトバ」の二つであると見ています。

学習塾のウェブサイトで真っ先に「シゴト」などと言うと、少し変な感じがしてしまうかもしれません。
しかし、特に「難関私大文系」を志望する方に絞って考えれば、塾通いにお金を投じることの目的は、つまるところ「良いシゴトを将来において手にすること」にあると思います。
そのようなニーズに応える考え方の一つとして、DoITではターゲットを明確に「早慶」に絞っています。
「早慶」でなければ良いシゴトが手に入らないとは思いませんが、今後の趨勢として、少なくとも日本社会がそのような方向に流れていくことは避け難いものと考えているからです。

今後、ますます激しい変化を迎えることになるこの社会。
その激動する世界において、どのようなシゴトをするにしても欠かすことができないのが、変化後の新しい環境で必要になる知識を吸収し続ける「学習能力」であると言われます。
それを手っ取り早く証明してくれるものが学歴であり、私大文系に限って言えば「早慶」の称号です。

「AI×IoT」のチカラで産業のかなりの側面が自動化され、ヒトがするべきこと、ヒトにしかできないことはどんどんと限られていきます。
もちろん、ヒトのするシゴトそのものがここ数十年の内に無くなってしまうとは考えていません。
それでも、これまで「大卒」がするものだと考えられていた「良いシゴト」の数々はAIなどの働きで取って代わられることになるはずです。
そうして残る「良いシゴト」の奪い合いの中で、私大文系のヒトに「最低限」として求められるようになるのはもはや、いわゆるGMARCHの水準ではなく、少なくとも「早慶」というレベルになると思います。
かなり長くなってしまいましたが、それが「シゴト」を中心に据えるDoITが「早慶」にこだわる理由です。
― 早慶以外、あり得ない。
そう考えるに至った方のために、DoITはあります。

コトバのチカラ、いつもそこから。

続いて「コトバ」というカギについて。
この「コトバ」についても、ここまでで述べた「シゴト」と切り離しては語れません。
やはり「難関私大文系」を志望する方に絞って考えます。
そうした人が将来において「良いシゴト」を手にしたい場合、どのようなチカラが必要になるでしょうか。
創造性、実行力、高度な専門知識・技術や語学的スキルなど、細かく数え上げればキリがありません。
ただ、その全ての獲得に共通して必要になるものなら簡単に言えます。
先にも触れた「学習能力」です。
もちろん、学習さえすれば創造性や実行力まで自動的に付いてくるとは思いません。
しかし、そもそも何も学習していない人の創造性や実行力にどれだけの価値があるでしょうか。
また、創造性や実行力を簡単に授けることもできません。
それらは他人から「教わる」というようなものではないのかもしれません。
一方で、高度な専門知識・技術や語学的スキルは「教わる」ということができます。
そして、その獲得に直接的に貢献するのはやはり「学習能力」です。

そこで、その「学習能力」をさらに要素分解してみましょう。
好奇心、記憶力、法則を見出したり、各概念を既存の知識体系に関連付けたりするチカラなど、やはり細かく分けていけばキリがありません。
ただ、好奇心や記憶力のような「教わる」のが比較的難しく思われるものを除いた後に残るものは何でしょうか。
DoITはそれを「コトバ」のチカラ、言語を理解・運用する能力だと考えます。
「文系」に的を絞るなら、なおのことそうだと思います。
コトバのチカラ ― 言語理解・運用の能力こそがカギです。

もちろん、コトバのチカラも好奇心や記憶力と同様、簡単に伸ばせるものではないだろうという反論もあろうかと思います。
しかし、単純な事実として「コトバのチカラは伸ばせる」と言えます。
外国語をゼロから習得して理解・運用できるようになる人はたくさんいますが、それなどはまさに「コトバのチカラは伸ばせる」ということの証左であると思います。
また、実際の指導の現場における体験からもそうしたことは断言できます。
適切にINPUTとOUTPUTをさせ、継続的に訓練をさせることができれば「コトバのチカラは伸ばせる」のです。

加えて、コトバのチカラは先に触れた「創造性」や「実行力」の土台になるものだとも言えます。
― 「創造性」はともかく「実行力」は「コトバ」とおよそ逆の性質のものだろう。
そう思われる方もいるかもしれません。
しかし、ある種の「実行力」の産物であると思われるDoITのような事業も元々はただのコトバが始まりです。
最初はアタマの中にあっただけの漠たる観念や願望としか言いようのなかったものがコトバとしてカタチを得て、それが発信され、他者に伝達されて理解された時にDoITの創業チームが生まれました。
その後もやはりコトバがヒトを動かし、彼らのシゴトがDoITという塾を水道橋に創り出したのです。

― コトバのチカラ、いつもそこから。
「始めに言葉ありき」です。

シゴトとコトバ

DoITはまだ小さな塾の一つでしかありませんが、どれだけ大きな会社も最初は創業者の思いを言語化すること、理念をコトバにするところから始まります。

そして、それは受験勉強、学習一般についても言えることです。
願いをコトバにして、決心を固める。
先生のコトバを信じてみる。
学習する対象を表現するのもコトバですから、それが理解できなれば何も始まりません。
特に「文系」に限って言えば、シゴトとコトバとはあらゆる意味で切っても切れない関係にあります。
ここまでに述べたような考えの全てを、DoITは指導方法にも反映しています。
「シゴト」と「コトバ」の両方です。
― 採用面接さながらの鋭い問い掛けに対して、自分のコトバで応じることを求める速読即答。
― ビジネスの現場でも恥ずかしくないような、正しいコトバでの記述を求める和訳・要約の課題。
― コクゴの時間に求められるのはコトバの運用だけではなく、経済やシゴトの現場も含めた社会そのものについての深い理解。

徹底した管理自習を通して身に付ける、将来において継続的に新しいことを勉強していくチカラ ― そこで扱われるのも、全てが世界を記述するコトバ。
国際社会のコトバ ― 「英語」についても、入試で一定得点が取れれば良しとするのではなく、4技能を満遍なく訓練して「使える」ようにすることを目標としています。

大変長くなってしまいましたが、DoITの存在意義・理念、それに基く指導方法についてご説明させて頂きました。
繰り返しになりますが、DoITが誇る教材・指導体系は、最終的には生徒各人がそれぞれの形で社会に貢献する「良いシゴト」をできるようにすることさえもを念頭に置いています。
また、それ以外にも様々な形で将来のシゴトに結び付く働きに精を出していこうと考えております。

以上、塾のウェブサイトで掲載するメッセージとしては、少し高邁に過ぎることを語った、妙なものに見えてしまうかもしれません。
そこで、最後に一点だけ、ご理解を頂きたいことに触れて締め括ることにします。

成績が伸びないのは、頭が悪いからではありません。
正しい「方法」で学んでいないからです。
そして「方法」が本質的に変わらない限り、その適用の結果としての成績が変わることもありません。
これまでの予備校や塾の教育のスタイルに疑問を抱いている人は是非、これまでとは全く異なる「方法」を探し求めてみて下さい。
― コトバのチカラそのものを引き伸ばすべく開発された「速読即答」という新指導法。
― これまでの講師・先生の在り方を根本から覆す「反転指導」を主軸に据えたカリキュラム。
― 生徒が実際に何を勉強しているかを正確に把握して指導・面談の助けとする「ICT自習管理」のシステム。
内容をよく吟味して頂ければ、DoITはきっと、そうした異なる「方法」と理念で問題に取り組む塾として候補に残るはずです。

以上のようなことをご理解頂き、強い気持ちで早慶の高みを目指す皆様とお会いできることを心より楽しみにお待ちしております。

DoIT 代表 佐藤 創