音読で英語の実力を劇的に上げる!
こんにちは!慶應義塾大学文学部1年の竹内治人です。
今回は私が浪人生時代に実践していた、英語の成績アップには欠かせない「音読のコツ」についてお話しします。今回はその中でも正しい音読方法について考えてみたいと思います。
浪人生時代、私の英語の偏差値は65〜70まで伸びました。しかしそこからは何をやっても、成績は変わりませんでした。ただ私は主要科目である国語を苦手科目にしていたため、英語の成績を上げる必要がありました。そこで色々試した結果辿り着いたのが音読です。
私が音読をするのに扱った教材は、塾から支給されていた『英文熟考上・下』という参考書で、これを使って音読をしていました。正直、これさえマスターできれば大抵の英文は読めます。あまりに英文が難しくても音読したくなくなります。英文熟考のような、体系的に基礎英文の文構造を学べるものを使うべきです。音読の教材には、簡単すぎず難しすぎないものを選びましょう。
私が言う音読は簡単に言うと、その日に読んだ英文(白文)を前から声に出して繰り返し読むという、いたってシンプルなことです。しかし、ここで気をつけておきたいことが3つあります。
① 何度も何度も繰り返し読むこと。
数回読んでるだけでは効果は実感できません。最低でも30回くらい読んで、その英文ごと頭に入れちゃいましょう。英文のカタマリで頭に入れておくと、初見の英文を読んだときにスラスラ読めて楽になります。
② 音読をする前に、英文の文構造はきちんと理解すること。
よく音読をしていて効果が出ない人にありがちなのはこれです。いきなり初見の英文を読めるわけがありません。ある程度文法事項が頭に入っている人なら良いかもしれませんが、ほとんどの人は音読の前に英文の文構造は頭で理解する必要があります。
③ 誰かにスピーチするつもりでハッキリと声に出して読むこと。
これも多くの受験生にありがちですが、頭に入れるつもりで読まないと頭には入りません。ボソボソとお経のように英文を読んでいたら、脳もそれが大事な情報だとは認識しません。流暢に読めと言いたいのではなく、その英文を頭で理解するつもりで、ハッキリ声に出して読むことを心がけてください。英文を読む流暢さは二の次です。
以上のことを守った上で音読に取り組めば、みなさんの英語の成績はどこまでも伸びていくでしょう。次回は実際の音読の効果についてお話ししたいと思います。